出来たシナリオを元に実際の撮影を行います。
使い慣れたカメラ、照明、音声を駆使して作品づくりを行います。メンテナンスは常日頃行っています。ビデオカメラはテレビ、コンサート、販売向けDVDなどで使用されている業務用カメラです。

さらにデジカメを利用し、動画化する試みもやっています。珍しく大変面白い効果が表現できます。デジカメはこれから主流になりつつある一眼レフタイプを所有しています。

静止画を動画にした事例です。これらは、１枚の写真を動かしています。

通常のビデオカメラの３倍以上の高解像度を持つデジカメ。これから得られる画像は恐るべきものがあります。動画専門であるハイビジョンや、フィルムがどんなにすごいっていっても、３００万画素クラスのデジカメには勝てません。しかも一眼レフタイプデジカメの作る絵には勝てません。

静止画だけは、どんなに高価なビデオカメラと比較しても、きれいになるということです。さらにこれを動かすことで、通常の動画と違った表現が可能になります。

ビデオ編集ソフトウェア、合成ソフトウェア等を駆使して、シナリオ通りの映像編集を行います。その前段階として、撮影した映像を、デジタル化（編集機にキャプチャーします）。７分で２GBにもなります。このため、高速で大容量のハードディスクを使います。

編集作業では、「線がちらつく」「テロップ・画像がはみ出る」「色表現が違う」「正方形に作成した図が、長方形になってしまった」といったありがちな落とし穴にはまらないように、慎重に作業を行います。

BGMやナレーションもここで挿入します。マスタリングという工程で、ここで完成した出力はマスターテープに書き出し、大事に保管します。（信頼性のあるDV-CAM形式で保管。miniDVは再生互換をうたっていますが、リードエラーが多く、マスターテープ向きではないため、相当な理由がない場合は、使用しません。）
最終出力が、インターネットであっても、制作品質はテレビ放送を意識したマスタリングを行います。（カラーバー・１kHz・捨てカット・Black挿入、RGB→NTSC変換、ノンドロップ変換、ITU-R601高度スケール調整）

完成した映像を、再生環境に合わせてエンコーディングします。再生環境にあわせ、エンコード形式、転送レート、品質など個別に検討していきます。

たとえば製作物がCD-ROMコンテンツの場合、１倍速で150kB/sなので、それ以上のエンコードでは、読み込み待ちが発生します。インターネットの場合は、ADSL1.5MB/s以上なら、転送効率含め、300kB/sにするなど、状況を考慮したエンコードを行います。