自慢にはならないけど、それなりに130万画素デジカメを活用したつもりでありました。特に近距離撮影での口角表現を駆使したり、ホワイトバランスを状況に応じて変更したり、かっこいい構図を試したり。ビデオは撮ったことがあるものの、写真はやっぱり別物でした。特にシャッターチャンス(笑)
それが、このSD9を買って のっけから叩きのめされました。そう、それはブレ。撮っても撮ってもブレブレ。最初は暗い部屋で撮っていたせいもあったのですが、先のデジカメではそんなことすらも、意識不要でしたから。感度調整なんぞはAUTOだったので自分の腕は関係なかったのです。
ひょっとして、自分はとてつもなくへたくそなんだ。
いや、それ以前の問題だったと気づいたのです。
まずは、F値。ボケ足の微妙な感じがわからず、最初はずっと一番絞り(笑)で使ってきました。そういえば、ビデオはシーン設定というものがあったので、AUTOを使っていたようなもの。確かアイリスといっていた。
それにシャッタースピード。ぶれないための、最低速度目安が全然検討つきませんでした。さらに、バルブ設定がなんのためにあるかもわかりませんでした。
測光方式や、フォーカスのコンティニアスについても同様。
しかし、技術的なことはマニュアルなどを見ればある程度、概念含め理解できます。それよりも、最適な露出で、思ったようにカメラを操るということが大変でした。
デジカメは、フィルムと異なり、高照度など極端な光や影の表現が弱いといいます。すぐセンサーが限界に達してしまい、表現がそれ以上できなくなる というものです。黒なら、微妙な黒が表現できないといったような意味です。逆に、少しの光で撮影に必要な露出が確保できるというメリットもあります。だから曇りのほうが、天気がピーカンよりもきれいに諧調表現できる と言われるいえんなんです。
一眼レフデジカメの中でも特に、SD9は高照度に弱く、周辺画像に青紫色が現れる傾向があります。まさに太陽を撮影するとわかります。太陽部分と、その周辺に青紫が現れてしまうのです。暗い方は、かなりのところまで描写できますが、感度がISO400と若干少ないため、苦労するところもあります。これが描写における唯一の弱点かなぁと思います。にしても、プレビューで警告表示ができるので、回避できる問題と思ってますが。
おっと忘れてました。リアル描画が売りだけに、ブレが顕著に撮像されてしまうんです。ほこりもくっきり現れます。
今、私はいろんなカメラの技術雑誌を読んでいます。
雑誌を読むことが、うまくなる秘訣であるといいきれませんが、
とにかく読んでいます。
先のブレをなくすという行為もそうですが、SD9がカメラの原点に戻れといっているような気がします。(やっぱ信者?!)
・レンズ交換は慎重にせよ。野外で変更するときは特に。
まめに掃除も忘れずに。
・撮影時は、可能なら三脚を用意せよ。
手持ちなら何かにもたれるとか、息を止めるとか努力せよ。
・フォーカスしたい被写体をまずセンターに。
構図はフォーカスロックした後、変えればいい。
・じっくり被写体と向き合え。
といったことを考えさせられました。
優等生よりじゃじゃ馬が素敵なのは実世界でもおんなじ。優等生があばれたらどうしようもないけど、SD9なら笑って許せる。自分を責めるでしょう。持つ楽しみと、撮る楽しさ、自分で現像する楽しさ、3拍子そろったカメラだと思ってます。(^_^;)